「救急車を呼びましょう」に揺れた心
遺族アンケート
97歳母/看取った人・娘/大阪府/2024年回答
97歳という年齢、骨折のために3年前より車椅子生活、尊厳死を望む母の心…等々覚悟はしていたつもりでしたが、いざ実際に「看取り期間に入ります」と宣言されるとショックでした。
その際に、ホーム長から「救急車を呼びましょう! あきらめられませんよね」と言われ、心が揺れました。その時に、このリビング・ウイルが私の心を落ち着かせてくれました。
母にも悲しい思いをさせてしまう苦しい延命を選ばなくてよかったです。本人のためだけではなく家族のためにもこのリビング・ウイルに感謝しております。私も入会をさせていただきました。判断をする家族が罪悪感をもたずに救急車を呼ばない選択ができるように…。
協会からのコメント
ホーム長の言葉に心が揺れたというお気持ちは、ごく自然なものだったと思います。その葛藤の中でも、お母様のご意思を最後まで大切にされたことが伝わってきます。もちろん、お母様のお気持ちを確かめることはできませんが、安心しておられたのではないでしょうか。
尊厳死協会に入会しているというリビング・ウイルが、「家族が罪悪感を抱くことなく、ご本人の意思を尊重できる」一助になっていることは、繰り返し伝えていきたいことです。ご家族が大きな葛藤の中でお母様の意思を尊重されたことに敬意を表するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
リビング・ウイルは、ご本人の意思を伝えるためだけではなく、その意思を尊重しようとするご家族の心を支える役割も果たしています。

