「いい人生だったわ」と旅立った母

遺族アンケート

96歳母/看取った人・長女/東京都/2025年回答

母は、モルヒネ注)を使うこともなく(痛みを和らげる他の薬は使用)、亡くなる30分前まで話すことができ、姉妹3人とも話すことができました。母は予想より早く逝ってしまいましたが、本人は十分頑張ったと思います。

母は、自分の誕生日の日に逝去しました。以前から母は看護師さんに、「早くお迎えが来てほしい」ともらす日もあったようです。

暮れから母は具合が悪くなり、4か月間ほどは苦しかったと思いますが、3月下旬の調子の良い時には花見、4月13日には4時間ほど外出をしました。施設から車で10分の我家で、孫夫婦・ひ孫も交えて誕生会もできました。施設に入所中は、週1日から2日は好きなお寿司、ビーフシチュー、ウナギ等も食べ、「旅行もたくさんしたし、美味しいものもたくさん食べたし、いい人生だったわ」と話していました。

母は「リビング・ウィル」の精神に沿って、人生の終末を過ごせたと思います。

協会からのコメント

お母様は、亡くなられる30分前までご姉妹と語り合うことができたとのこと。ご家族にとって、これ以上ない宝物の時間となりましたね。

「いい人生だったわ」とご自身の生涯を振り返りながら、お花見やご自宅での誕生会、そして大好きな食事を楽しまれたお母様。苦しい時期を乗り越え、ご自身の意思どおりに豊かな日々を過ごして旅立たれた見事なご最期に、私どもも勇気をいただきました。

編集部注)
モルヒネとは、がんなどの強い痛みを和らげるために使用される医療用麻薬のことです。