誇りに思う母の強い意思
遺族アンケート
88歳母/看取った人・長女/大阪府/2025年回答
母は60才の誕生日を迎えたのを機に尊厳死協会への入会を決めたようです。家族は、そのことを後で知らされました。知らされた時は「そんなことを、勝手に決めて!」と驚きましたが、一人暮らしだった母は、将来家族に迷惑をかけたくないという思いから入会を決めたようです。
母は86歳の時、突然何の前ぶれもなく肺がんと宣告され、寿命が限られたことを知った時も落ち込むこともなく、それを受け止め、自分の口ではっきりと「尊厳死協会」に入会していることを関係者に伝えていました。
主治医の先生も他の方も、母の意思をしっかり受け止めてくださり感謝しています。実際に母のがん発症は、私たち家族にとっては青天のへきれきでした。本来なら、これから先の母のことを心配し戸惑うところでしょうが、母の強い意思のおかげで、私たちは自然に任せたいという母の希望をかなえてあげることが今の私たちにできることだと信じ、見守ることがきました。
強い意思をもって自分の「逝き方」を決めた母を誇りに思うとともに、御協会には本当に感謝しています。ありがとうございました。
協会からのコメント
60歳の節目にご自身で尊厳死協会への入会を決められ、突然の病の宣告にも動じることなく、ご自身の口で「尊厳死協会に入会している」と関係者に伝えられたお母様。その揺るぎない覚悟と凛としたお姿に心打たれます。
ご家族にとっては青天の霹靂であったにもかかわらず、お母様の強い意思を尊重し、「希望を叶えてあげることが今の私たちにできること」と寄り添い、見守られた温かな時間に、深く敬意を表します。

