入会は「家族に迷惑をかけたくない」気持ちの表れ

[義父母の看取り]

遺族アンケート

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尊厳死協会に自ら入会するのは、家族に迷惑をかけたくないという表れなのではないかと感じました。26年前に妻に先立たれて以降、1年半前までは一人暮らしをしてよく頑張ったと思います。

入所した施設では延命措置は行わないというお約束でしたので、本人の意思を実現できたことは双方にとってよかったと思っています。

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本人、家族の意志・希望を、先生、看護師さん、ケアマネジャーさんにもよく理解いただき、安心して看病することができました。

80歳の折に入会していたと思いますが、母の希望も家族が承諾しておりましたので迷うことはなく、貴協会に入会していたことに感謝しております。私も80歳になりました折には登録をお願いしたいと思っております。

協会からのコメント

妻に先立たれて26年間。一人暮らしを全うされたお義父様。尊厳死協会に入会したうえで、延命処置はしないという施設を選んでの入所。「家族に迷惑をかけたくない」という姿勢を、看取られたお嫁さんが尊敬しておられる関係性をうかがい知ることができます。

また、80歳で尊厳死協会に入会。家族、医師、ケアチームに、本人の意思を理解してもらいながら94歳でお嫁さんに看取られたお義母様の例と共に、双方にとって満足の最期だったことがよく伝わります。

リビング・ウイル文書をお預かりすることで「個人の意思」を全うさせるお手伝いを果たせるとしたら、協会としてこれほど有難いことはありません。協会の励みとさせていただきながら、心からのご冥福をお祈りしています。