コロナ禍で、在宅での看取りがかなわず残念でした

遺族アンケート

93歳父/看取った人・娘/兵庫県/2021年回答

両親の意思(リビング・ウイル登録していること)を知っていたので、迷いもなく自然にお空に行ってほしいと思い、母は検査も治療もせず、点滴も酸素吸入もなく家族だけで静かに旅立ちました。父は入院したまま、母の死から1か月でした。父も最後は家でと思っていましたが、コロナ禍でかなわず病院で。残念でした。父も母も良い人たちに手伝ってもらって生涯を閉じました。

協会からのコメント

リビング・ウイル登録という明確な意思表明と行動をとられていたご両親。その生き方がきっと「良い人たちに手伝ってもらって……」という豊かな人との関係に恵まれたのでは? とお察しします。コロナ禍であろうとなかろうと、ご両親の意思を全うして差し上げるという代託者としての大役は立派に果たされたのです。そのことに自信をもって、ご自分の勇気を自分で讃えてあげましょう。