夫を送り出せた時には達成感を得られました

遺族アンケート

70歳夫/看取った人・妻/東京都/2022年回答

訪問診療をしていただいた先生も、患者の価値観を大切にして、対話を重視するという方針でしたので、意志を伝えることはとてもスムーズでした。本人の希望に沿って、最期の時間を家族一緒に過ごせたことは家族にとっても幸いでした。別れはもちろんつらいことでしたが、家族(妻である自分と二人の娘)で伴走することで覚悟ができ、送り出せた時にはある種の達成感を得ることができました。


リビング・ウイルをしっかり形として家族で共有できて良かったです。ありがとうございました。自分もこんなふうに旅立つのが目標です!

協会からのコメント

患者の意思を尊重するということを、医師が患者のいいなりになるということか? と、かなり乱暴な表現をされることがあります。残念なことです。そうではなく「患者の価値観を大切にして、対話を重視するという方針でしたので、意志を伝えることはとてもスムーズでした」と、そして「最期の時間を家族一緒に過ごせたことは家族にとっても幸いでした」と、患者・家族は幸せを感じることができるという事実は、もっと多くの医療者やケア職者、そしてご家族にも知ってほしいことです。さらに「送り出せた時にはある種の達成感を得ることができました」という、これこそがリビング・ウイルをご家族でしっかり共有することの効果であり、目標です。

すばらしい「看取りのエピソード」を投稿していただきありがとうございました。