亡くなる日の夕方までバイバイと手を振って
遺族アンケート
88歳夫/看取った人・妻/兵庫県/2022年回答
家族14人全員の見舞いも認めていただき、最後まで本人の意志を尊重していただき、看護師様方も病室のトイレがあいたら手を携えてトイレに連れて行ってくださいました。「しんどい?」と聞くとうなずいていましたが、「痛い?」と聞くと首を振っていました。
大病院での検査日もすべて中止の連絡もとっていただき、無駄な検査のために傷もつけずに、亡くなる当日の夕方まで手を振ってバイバイしていました。その後眠るように(眠っているかのように)亡くなりました。先生のご配慮のおかげで家族の無理なお願いも十分聞いていただきました。感謝です。
協会からのコメント
この投稿からだけでは、どのような病院での看取りだったのかはわかりかねますが(急性期病院であったのか、療養病院やホスピス等の看取りが可能なところだったのか)……。
検査の中止の指示も、「不治かつ末期」を、今この病院で迎えざるを得ない医療側の共通認識が整ったうえで、あくまでも、本人とご家族の苦痛を避けるためにとられた臨機応変な対応だったのでしょう。
「最期まで本人の意思を尊重していただいた」とご家族が満足されるキーポイントがわかる「看取りのエピソード」として、ご紹介します。