施設が示してくれた終末期への準備。
遺族アンケート
現実的には、急に、呼吸が乱れてそのまま亡くなったので、医師には、リビング・ウイルを提示する余裕もありませんでした。しかし、その前に、「今後、食事、水分が経口で摂れなくなった場合の方針をどうするか考えた方がよい」と施設から言われ、訪問医にも相談していたところでした。結果的に、その点滴に関する決断はしませんでしたが、もし決めるとすれば、母の意志に添った形にしようと思っていました。終末期に、どんな状態になるのかという知識が必要(具体的な知識)と思いました。(自分の事として)施設の方々が母の意志を尊重してくれたと思っております。
協会からのコメント
”患者中心の医療””ご利用者様中心のケア”の確立をモットーにしておられる高齢者施設との出会いが効を奏したケースです。 “リビング・ウイルを尊重し安らかに命を閉じる”を明確に希望されていたお母様に合う、良き施設選択だったと思います。その幸運なご経験とともに、家族としても終末期の自然な変化の具体的な知識が必要だとのご提案を大切に受け止め今後の協会活動のヒントにさせていただきます。