眠るかの如く安らかに・・・。

遺族アンケート

妻は長く呼吸器の病で自宅療養中でした。訪問医師の指導のもと救急車で目黒区・病院に運ばれた際、医師から①非常に危険な状態である②気管支手術で危機を脱することもあるが再発しない保証はないとの説明を受けました。家族として決断の時でした。日頃から夫婦の間では生かすためだけの延命治療には否定的でしたので、医師には82才の高齢であること、日本尊厳死協会会員であることを申し出、手術はしない方向で治療をお願いしました。入院して3日目、眠るかの如くに安らかに家族・近親の者たちに見守られて静かに旅立って行きました。人生の終末として最高の別れだったと思います。

協会からのコメント

リビング・ウイルの意思表示・それを理解する受容医師とのタイアップにより安らかに命を閉じることができたのですね。 
生前から自分の終末期の医療の選択を書き残しておくアドバンス・ケア・プランニング(略してA・C・P)の啓発・普及が望まれています。そして患者・家族の意思というリビング・ウイルを受入れてくれる医師・医療機関があることが心強いのです。医師による明確な終末期である治療選択の説明・意思の確認+患者さん自身のリビング・ウイルの明確な意思表明+代諾者(私が意思表示できなくなった時に私に代わり私の意思を伝える人)が三位一体となってこそ可能な最適医療の実現なのですよね。