本人の意思を家族、医師が共有することができ満足しています。

遺族アンケート

リビング・ウイルを明確に伝えることで、家族(姉と私)の意思がズレることなく、その意思を医療側と共有することができ、その結果、母も安定した環境で最期を過ごすことができました。すべてやり切ったという思いとともに、母を送ることができました。母も満足してくれたのではないかと自負しています。もっとできることがあったのではないかという思いは尽きませんが、概ね満足した看取りができたと思っています。以上のことは、間もなく古希を迎える私が母から学んだことでもあります。

協会からのコメント

リビング・ウイルを明確に伝えることで、家族が同じ方向を向いて介護でき、医療者とも共有できたことが、大きな安心と満足な看取りが実現できたのですね。お母様がリビング・ウイルを明確に示し続けられたこと。そのお母様のリビング・ウイルの考えを尊重してこられたご姉妹だからこその成功例と言えるでしょう。姉妹/兄弟間で考え方の行き違いが生まれ、親の介護を巡り仲たがいする家族は多いのが現実です。”家族であれば何も言わなくてもわかるはず”ではなく、兄弟姉妹であっても、言葉と行動で意思表明しておく必要があることを知っていただける参考になることでしょう。