管も注射針もない穏やかな状態で

遺族アンケート

(94歳母/看取った人・娘/北海道/2022年回答

いくつもの医療機関にかかる都度、最初に会員証を見てもらっていました。リビング・ウイルの解釈に自信がない私ですが、本人にとってつらい医療行為はしないでほしいとか、医療行為のレベルを勝手に上げないでほしいという気持ちでした。幸いそのような状況になることなく、自宅で病気の治療も管も注射針もないきれいな穏やかな状態で、いつも通りの朝の声かけの中、私が凝視している時に静かに息を引き取りました。母らしい亡くなり方に思え、私たちへの思いやりを感じ幸せでした。寂しいのに。

協会からのコメント

いつもリビング・ウイルを提示して意思表示をしてこられたことがよくわかります。「目の前で母が息を引き取るのをじっと見守っていた」という「眼差し」に「愛」を感じます。思い通りに最期を迎えられ、お互いの思いやりを十分に感じるご家族。それでも寂さはぬぐえない……正直な思いだと思います。それで良いのです。それが良いのです。どうぞ、安心してご自愛ください。共にご冥福をお祈りしています。