会報の記事を話し合いのきっかけに

遺族アンケート

80歳母/看取った人・娘/東京都/2022年回答

以前より貴会に入会していることを聞いており、時折、貴会の定期発行の会報の記事について考えを話し合ったりしておりましたので、本人のリビング・ウイルを理解できていました。

本人は近所の方のお宅で倒れ、救急搬送されましたが、家族が病院に到着次第、医師は「本人が延命措置を望んでいたかどうか」を聞いてくださり、私たちは上記のとおり本人の考えをよくわかっていたため、迷いなく判断することができました。医療現場での理解も進んでいるように感じました。直前まで本人らしく生き、限りなく希望に近い最期だったのではと思っております。

協会からのコメント

「尊厳死協会の会報の記事をきっかけに、本人・家族がリビング・ウイルについて話し合っていた」「家族が本人の希望を理解できていた」「医師が家族の到着を待ち延命措置の希望確認をしてくれた」……これらがうまくつながって本人の希望に沿った最期となり、家族にとっても納得できたのは何よりだったと思います。リビング・ウイルがあると、こういう連携が可能なのだということを、多くの人々に知っていただける「看取りのエピソード」です。ご冥福をお祈りいたします。