最期は最愛の息子の腕の中で
遺族アンケート
95歳母/看取った人・子ども/兵庫県/2023年回答
コロナ禍で、母と直接触れ合うことができない状況が続いていました。母は普段から「自分の力で食べられなくなったら自然にしてほしい」と話していました。施設でも本人の意志や家族の考えを理解してくださり、スムーズに“看取り体制”をとってくださり、子や孫とも直接部屋で過ごすことができ良かったと思います。最後は最愛の息子の腕の中で安らかな死を迎えました。
私も高齢者となり、自分の最後についての意志を伝えておくことは重要なことと思います。母の死は私にとって多くのことを考えさせられる出来事でした。私も尊厳死協会に入会することを決め、子どもにも伝えました。
協会からのコメント
コロナ禍で、病院や施設では家族が会えなくなるなど悲しい思いをたくさんしました。その反面、ご本人の意思を尊重するため、意思を明確に伝えることの必要性を学ぶことになりました。多くの方に、リビング・ウイルを明確にして、しっかり周りに伝えることが必要だという意識が浸透していくことを願っています。