尊厳死協会の存在が、終末期医療の在り方を考える機会に
遺族アンケート
82歳夫/看取った人・妻/東京都/2024年回答
実はこの時私は「抗がん剤」を投与中で、看取りの現場に立ち会えませんでした。
が、会に入会(2人同時)しました時から、夫とは人生の終末についてよく話しており、「人間も動物のように自然に一生を終えたい」と日頃から申しておりました。
私がそばにいなかったことを悔いる日々でございましたが、遺体の顔を見ました時、夫は自分の考えた通りに旅立ったのだと感じました。安らかに苦しまず笑みを浮かべておりましたので、安堵し、「お父さんご立派でした」と手を合わせました。
この会が存在していましたおかげで、終末期の処し方を自分で考えることができまして、ありがたかったと思います。
協会からのコメント
ご自身も治療中にもかかわらず、ご投稿いただきありがとうございます。
「尊厳死協会があること」で、その存在が、私たちに「終末期における医療のあり方を考える機会を与えてくれる」というご指摘に、意を強くしました。
協会が存在すること。そして、皆様が体験された「看取りのエピソード」の投稿をご紹介し続けることに意義を感じて、これからも頑張りたいと思います。
どうぞ「小さな灯台プロジェクト」に、引き続きご投稿をよろしくお願いいたします。
ご冥福をお祈りいたします。

