入所時の延命治療確認
遺族アンケート
85歳夫/看取った人・妻/和歌山県/2024年回答
自宅介護中に肺炎になり入院、退院した後、施設に入所する時、医師から延命治療について聞かれました。
カードをお見せすると「元気なうちから決めていたのですね」と了解してくださいました。自宅介護12年、入所してから3か月、要介護5のままでなくなりました。
私たちは40年以上前にリビング・ウイルを知り、そのころ年会費でなく一括だったように記憶しています。まだ早いかなと60代まで見送っていました……私のまわりにはリビング・ウイルを知らない方が多すぎます。もっと広報活動して世の中に広く知ってほしいと思います。私の最期の時、子どもたちも迷わずに決めてくれると思っています。
協会からのコメント
12年もの長い介護、お疲れさまでした。
リビング・ウイルという意思表示は、元気な時、年齢に関係なく、その人自身の「生き方姿勢」なのだということがよく伝わる「看取りのエピソード」です。
そしてリビング・ウイルを知らない方が多くいらっしゃるのも、理解が進まないこともよく耳にします。気持ちが引き締まるお言葉です。皆様と共に、「小さな灯台」から啓発活動を広げていきましょう。
貴重なご意見ありがとうございました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

