言葉も治療になる

遺族アンケート

77歳夫/看取った人・妻/兵庫県/2024年回答

1年間の闘病でした。治療法のない血液疾患で、不治の病とわかっていても、一日でも長く生きてほしいと思い、終末期3か月を自宅で療養させました。医師にも恵まれ「言葉も治療になる」と痛感しました。苦しむことなく眠るように旅立てたのも、リビング・ウイルを理解してくださった医師のおかげです。

長尾和宏先生の著書で「リビング・ウイル」を知りました。本当にありがとうございました。

協会からのコメント

さぞかし、短くも長くもあった1年間の闘病生活だったことでしょう。

「医師にも恵まれ言葉も治療になると痛感」というフレーズから、終末期を在宅で過ごせたことの満足度の深さが察せられます。

書籍を通してリビング・ウイルを知ることで、安らかな旅立ちを迎えられたことは、まさに「知識は武器なり」の言葉通りです。夫と共に「不治の病」と最期まで知的に向き合われた生き方がうかがえ、清々しい気持ちになりました。

ご投稿、本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。