日本訪問看護財団理事長様から、小さな灯台に寄せてメッセージをいただきました。
誰もがいつでもどこでも内容の濃い医療サービスが受けられる日本の医療制度のお陰で世界一の長寿国になりましたと説明した途端に、それでは日本の高齢者が世界一幸せなんですね、と真面目な顔で聞かれて言葉に詰まったことがある。
折角長生きできるようになったのなら、それを高齢者自身が少しでも幸せだと思えるものにしたいし、やがて来る最期も幸せだったと思って迎えられるようにしたいものだ。そうなったら名実ともに長寿国日本だ。
日本尊厳死協会の「小さな灯台プロジェクト」が立ち上がり活動が始まっている。誰でもが迎える人生の終末期、当時者本人がどのように迎えたいのか表明するのが普通のこととなってその意思に沿って人生にさよならができる・・・。ぜひ小さな灯台が日本中に明かりを灯してくれることを期待している。
公益財団法人 日本訪問看護財団
理事長 清水 嘉与子