「人工呼吸器をはずすと自分たちが警察に引っ張られる」の一点張り
遺族アンケート
救急車で搬送されたため、家族は別室に閉じ込められました。その間に人工呼吸器などにつながれ、私が集中治療室に案内された時にはすでに処置は終わっていました。尊厳死協会に入っていることを伝えても「人工呼吸器をはずすと自分たちが警察に引っ張られる」の一点張りで、リビング・ウイルは全く役に立ちませんでした。
協会からのコメント
この投稿だけでは“救急車で搬送される前”の状況がわかりません。故人の状況や意思の確認はどうだったのでしょう。救急車を呼んでしまってから、救命救急士に心肺蘇生の中止を求めるのは無理があります。救命救急士や救急医が本人・家族の意思の確認をすることができている地域もありますが、まだまだ全国的には格差が大きいのが現実です。
リビング・ウイルが本来の意味と意義を発揮できるようにするためには、ご家族、尊厳死協会双方の努力がますます求められていくでしょう。
ご遺族にとっては、慌て驚き、苦しく辛い想いをした忘れられない看取りになったかと思うと、残念です。