コロナ禍で面会できず、いまだに心にひっかかっています
遺族アンケート
83歳母/看取った人・娘/埼玉県/2021年回答
入院をさせた病院の担当医は、最初に入院をしてすぐに電話で「延命の治療はしないのでご承知おきください」と。私としては、本人から延命治療はしないでねと言われていたので、特にそれには同意しました。でも、コロナ禍で入院中面会もできなかったので、苦しんでいたのでは? と思うと、面会できていない分、余計、これで良かったのかといまだに考えてしまいます。申し訳ない気持ちもあり、いまだに心にひっかかっています。
協会からのコメント
延命治療をしなかった苦しみか? コロナ禍で面会できず最期に会えなかった苦しみか? その点を切り分けて気持ちの整理をしてみましょう。そしてお母様の「意思表明」はコロナ禍だったからではなく、その前からの変わらない意思であったことに着目し、その代託者として立派に大役を果たされたご自分を自分で認め、讃えてあげましょう。この体験を後悔の種にするのではなく、これからの人生の勇気の源泉にしていただけますように。