「トイレに行けなくなったら入院」と宣言
遺族アンケート
80歳夫/看取った人・妻/千葉県/2022年回答
一日でも長く自宅で過ごしたいという希望をかなえることができました。最後の4日間だけ緩和病棟にお世話になりました。自力でトイレに行けなくなったら入院するという宣言を実行してくれました。できる限りのことをしてあげられたので大きな後悔はありません。自分の時にもきちんとそのようにしてもらうことができるか心配です。
協会からのコメント
絶妙のタイミングで緩和病棟に受け入れていただけたのは、十分に意思を伝えていたからにほかならないと思います。ご家族や医療者に意思を十分理解していただければ、希望は実現できると教えられる「看取りのエピソード」です。「自分の時にもきちんとそのようにしてもらうことができるか心配」はもっともなこと。まずは、ご自分はどうしたいのかACP(アドバンス・ケア・プランニング)を明確にすることから始めましょう。そして、身近な誰かに、その意思を「おしゃべり」する時間をもちましょう。