先生からいただいた優しい言葉は忘れることができません

遺族アンケート

本当に病院には頭のさがる思いです。お世話になりました。先生には主人の病室に1日2~3回見に来ていただき、また、死の直前には私の背中をさすり「ご主人に声を掛けてあげて」と優しい言葉をいただいたことは私の頭や胸から忘れることはできません。本当にありがとうございました。

協会からのコメント

「不治かつ末期」と診断され、まさに死に向き合わざるをえない患者家族を癒す医師の「言葉と態度」とはどのようなものか? その一つの答えがここに示されています。それは何気ない、きっと医師なら誰にでもできる「1日数回、訪問して、患者・家族に触れて優しい言葉がけ」をしていただくことなのです。

“小さな灯台”は、尊厳死を希望する看取りを体験された会員の皆様の辛かったこと、良かったり嬉しかったりした体験を「看取りのエピソード」としてたゆまず発信し続けていきます。なぜなら、終末期の患者・家族の症状や気持ちは千差万別。だからこそ、お一人おひりの体験談を紹介し続けることに意味があるからです。

患者・家族がどのような言葉と態度に癒されたのかを医療者が知ることは、必ずその医療者にとって経験を積み重ねる上での参考にしていただけるでしょう。そして次の患者・家族への対応の仕方に生かしていただけると確信しています。

会員の皆様からの投稿を「小さな灯台プロジェクト」は「看取りのエピソード」として、このような形で生かし、尊厳死協会本部の活動のサポート役を果たしていきます。