「看取りのエピソード」の中に新しいカテゴリー【看取る医療者への家族の思い】を新設しました。

希望する最期を迎えるために、リビング・ウイルという意思表示を尊厳死協会に登録しておられる10万人余(2022年4月現在)の会員様にとって、関わる医療者にそれを尊重し受け容れてもらえるかどうかは大きな関心事です。

実際、ご遺族の皆様からいただいたアンケートを分析①注したところ、終末期における医師のリビング・ウイルに対する理解と受容的態度によって患者・家族の看取りの満足度が大きく影響されていることがわかっています。

そこで、看取りの現場での患者・家族がどのような言葉や態度に癒されたのか、逆に傷ついたのか、その体験を医療者の方々にお伝えする場として「看取りのエピソード」の中に新しいカテゴリー【看取る医療者への家族の思い】を新設しました。

ご遺族の貴重な体験が「患者中心の医療」につながっていくことを願い「小さな灯台プロジェクト」はたゆまぬ発信活動により、意思ある最期を希望する患者・家族、そして医療者双方の橋渡しをしていきたいと考えています。
医療者の方々には、ぜひこのサイトをご覧いただき「患者家族の負担を和らげる看取りとは何か」を研究する一助としていただけたら幸いです。