救急車は必要無し! 何度も聞きました

遺族アンケート

母が要介護状態になり、病院の担当医だった先生がそのまま訪問医として診てくださいました。ケアマネジャーさん、訪問看護師さん、ドクター、そして母の介護をする私……母の意志を確認し、共有し、そして尊重する良いメンバーに出会いました。

身体はだんだん弱り思い通りに動けなくなりましたが、最期まで自分の意志はハッキリしていました。救急車は必要無し!! 何度も聞きました。「自宅で最期」を実現した母でした。助けてくださった皆さまには感謝です。

協会からのコメント

病院の担当医が訪問医になってくれるのは、患者家族にとっては一つの理想です。ご本人が、救命を望まない意思を明確に繰り返し伝えること。その言葉を真摯に受け止めてくださる家族、医師や多職種の医療者が、その希望に寄り添ってくださることで可能になった、90歳の女性の最期の「看取りのエピソード」です。

きっと、ご家族はもちろん、サポートメンバーの皆さまにも良い思い出になったことと思います。理解し合い、支え合える支援メンバーに恵まれる地域が増えていくためにも、一つ一つの会員の皆さまからの「看取りのエピソード」としての“事実の積み重ね”が大事なのだと思います。

「小さな灯台」はこれからも、たゆまず会員の皆さまの経験を紹介し続けていきます。