死に対する想いは元気なうちに話しておくべき
遺族アンケート
76歳父/看取った人・娘/神奈川県
リハビリホームにお世話になり、そのホームにもリビング・ウイルはお願いしてあり、また訪問医が今回のホームの医師で日常の病状はわかっていらっしゃいました。本人の病状があまり良くない時、2度ほど話し合いをしてくださり、私どもの気持ちを伝え本人の生前の想いをお話しし、十分わかっていただきました。まだ現実として受け止められていませんが、本人の穏やかな死と医師・看護スタッフの温かい対応に、家族ともどもこれで良かったんだと思われました。割と早いうちに夫と共通の思いがあり、協会に入会し、今その事が現実になりましたが、割合淡々と対応できました。きっとこの先悲しさが増すのかなと思っています。
元気でいる時に、このようなリビング・ウイルを受け、その後も色々な場面に合う度、気持ちがしっかりとしてきた様に感じます。やはり何もないより、死に対しての想いは、元気な時に、子どもたちにも話しておくべきで大切なことと感じました。
協会からのコメント
具体的なリビング・ウイルがあること、協会への登録をしているという明確な態度が、施設や訪問医師との希望確認の折々に支えになることが良く表現されている「看取りのエピソード」です。「死に対しての想い」は元気なうちに話しておくことが大切ですね。ご家族として立派に大役を果たされたのですから、今はお父様の希望をかなえた達成感の方に気持ちを向けながら【小さな灯台・情報BOX】「悲嘆の感情(グリーフ)」も参考になさってください。本当にお疲れ様でした。共にお父様のご冥福をお祈りしております。