アースサポート株式会社 介護施設企画部マネージャー様より、小さな灯台に寄せてメッセージをいただきました
家族の死に際して想うこと
父(83歳)は6年前、義父(89歳)は昨年、闘病の末に病院で他界しました。父は短期間に3度の手術を繰り返し、これから延命措置をどのようにしていくかを医師から投げかけられ、家族で話し合おうという時に息を引き取りました。義父は入院中に衰弱し、同じく医師から延命について問われ、特に妻は心を痛めていましたが、家族で話し合い、延命はせずに義父を看取ることとなりました。
自分を育ててくれた親の命の選択を委ねられた時、家族は精神的に大きな葛藤を抱えます。本人からの明確な意思表示がなければ、過去の本人の生き方や会話から察するしかないのです。そして、本人に代わって大きな決断をすることになります。
様々な方の体験談から、自らの人生の意思決定を支援する「小さな灯台プロジェクト」の存在意義はとても大きいと感じます。「尊厳死を支えるリビング・ウイル」は、本人にとっても周りにいる近しい家族にとっても、これからの日本の社会にとっても、人生とは何か、生きるとはどういうことかを問う大切な指南役となるでしょう。今後の活動が広がっていくことを願っております。
居宅介護支援事業 アースサポート株式会社
介護施設企画部マネージャー
宮川 公一