健育会・介護老人保健施設「ライフサポートねりま」 事務長様より、小さな灯台に寄せてメッセージをいただきました
2019年末に世界で初めて新型コロナウイルスが確認されてから、間もなく3年が経過しようとしています。
コロナ禍でいろいろな制限があり、病院/施設に入院/入所してもなかなか面会ができない時期もあり、そんな中、皆様の大切な人が人生の最終段階を迎えるというご経験をされた方も少なくないと思います。
当法人は、人間の尊厳を大切にしております。
人間はそれぞれ生まれながらにして独自の個性、感性、能力をもっており、個人としてかけがえのない存在です。
そのかけがえのない存在そのものが尊厳であります。
その人がその人らしくいられるように心がけております。
当施設でお看取りすることもあります。大切にしていることは、ご利用者様とご家族様との大事な時間です。ご利用者様が最後まで食事をとりたいというご希望があればチームで工夫し召し上がっていただきました。また、ご家族様の心のご準備がもてるように、ご利用者様との時間をできる限りつくり、過ごしていただきます。また、お看取り後にカンファレンスを実施し、故人やご家族にとって、何が良かったか、足りないところがなかったか、をチームで振り返っています。
ご利用者様が人生の最後を迎えるときまで、その人らしく輝いた日々を過ごしていただけるように取り組むことが、私たちの理念です。
この小さな灯台が、最善の選択に導く灯になることを期待しております。
医療法人社団健育会 介護老人保健施設
ライフサポートねりま
事務長
中村 眞規