折にふれて尊厳死協会の会員であることを話していました
遺族アンケート
97歳義母/看取った人・嫁/東京都/2021年回答
長い間、会員として在籍させていただき本当にありがとうございました。義母は折にふれ、尊厳死協会の会員であるということを家族に話しておりました。おそらくとても心強い気持ちでいられたのだと思います。実の子どもたち(息子1名、娘2名)にとりましても、医師との話し合いの際に迷いがなく、ありがたかったのではと存じます。
協会からのコメント
ご家族に尊厳死協会の会員であることを話していらっしゃったことから、ご自身の思い描く生を全うされたのだと思います。
とかく日本人は「以心伝心」「言わなくてもわかるはず」を大切にしてきた国民性だと言われ続けてきましたが、時代は変わりました。
今は「人に自分の気持ちを伝える大切さ」を強調してもしきれないほどです。またそれを「聞き入れ理解される関係性も大事」です。そのことを改めて感じさせられる「看取りのエピソード」です。
「義母は折にふれ」話していたという、繰り返しのシンプルな力こそ大切なことなんですよね。97歳のお義母様の生き方姿勢に心からの尊敬をこめて、ご冥福をお祈りいたします。