会報などを読み「看取る」覚悟を決めてゆく年月は大事でした

遺族アンケート

101歳母/看取った人・娘/広島県/2022年回答

2022年12月ごろから、足の筋力の衰えから、立ちあがることや歩行も困難になりベッド上での生活になりました。ケアマネジャーさんやかかりつけ医と相談しました。かかりつけ医師が2週間に1回の往診と、訪問看護のグループで週に3回、訪問入浴(バスタブ持参型)週に2回で最期まで自宅にいることができました。母は認知症ではなく、年齢に伴う脳の萎縮はあったにせよ、日常は水分を口からうけつけなくなるまでは、会話もでき、背中を起こして、自分でスプーンを使って食事ができていました。医師とケアマネジャーさんを中心にして「自宅で最期まで」という本人と家族の希望に沿ってもらえました。会報の記事・手記などを読み、“看取る”ことを私自身でくり返し、覚悟を決めてゆく年月は大事(大切)で、必要だったと思っています。今後は私たち夫婦のこと。どうなるかは全くわかりませんが、終身会員となり、会報などで“死”をどう受けとめるのかなど、繰り返し繰り返しつつ自分で積み上げたいと思っています。

協会からのコメント

「自然な形で亡くなる」「家で最期まで」を実践できた見事な「看取りのエピソード」です。

最期まで自宅で過ごし、水が飲めなくなったら枯れるように亡くなる、多種多様な専門家たちが理想とする姿です。

看取る側の家族にとっては「会報などで“死”をどう受けとめるのかなど、繰り返し繰り返し自分で積み上げたいと思っています」と。ここがキーポイントですよね。心身の変化を見ながら「繰り返し、看取る覚悟を決めてゆく年月」をもつことの重要性と必要性がよくわかります。

日常生活は、ゆっくりと、しかし着実に「死」に向かって進んでいることに想いを向け、「今この時!」に集中し、方向性を定めながら心豊かな日々の暮らしを誰もが続けられますように。ご夫妻は終身会員とのこと。これからもどうぞよろしくお願いいたします。ご冥福を心よりお祈りしております。