人生観、死生観に関心をもつことが必要

遺族アンケート

87歳義父/看取った人・義理の息子/東京都/2022年回答

まだまだリビング・ウイルを受容してくださる医師ばかりではありません。日本人全体で人生観、死生観に関心をもつことが、どの世代においても必要であると思われます。ところが、人それぞれ、また世代により興味の向く方向は当然まちまちであり、しかし生ある者誰しも必ず迎える人生の最後。その共通の問題に向き合い、対策を企画されている貴団体の活動は人生100年時代と言われている今後、ますます重要になってくると思われます。更なる啓蒙活動にご尽力くださり、皆様方ひとりひとりの御健康も大切にされますよう!

協会からのコメント

「日本人全体で人生観、死生観に関心をもつことが、どの世代においても必要であると思われます」とのお言葉に全く同感です。

「死と太陽は正視できない」と言われる通り、私たちが死の話題を避ける風潮はまだまだ根強いものがあります。そんな風潮の中、ご自分の死のあり方を考え、考えるだけでなく文書に書き、尊厳死協会に入会するという行動を示しておられる会員の皆様の存在は貴重です。「終末期の意思決定支援活動」や、死への意識変革になくてはならない力です。励ましのお言葉をいただき、誠にありがとうございます。

当協会では、これから人生の最終段階を迎える皆様が、後悔しない最期を迎えられるよう「リビング・ウイル受容協力医師」を増やすことに力を注いでいます。その最も確かな方法は、会員の皆様が実際に巡り合えた「リビング・ウイルに理解ある医師」に登録のお願いをすることなのです。
「ご遺族アンケート」はもちろん、いつでも会員の皆様からの「リビング・ウイル受容協力医師」との出会いのエピソードをお待ちしていますので、これからもぜひご協力ください。