人間は死を予知できる? 父は3月1日に逝くから……と

遺族アンケート

81歳父/看取った人・息子/東京都/2022年回答

父の母が、意識がないのに胃ろうの手術を施され、10年生き続けました。それにより、介護を強いられた父の姉は、大変な思いをしていました。それを知っている父は「延命だけは絶対にしてくれるな。夫婦ともに同じ思いだから、子どもらよ、よく覚えとけよ」と、常日頃から言っておりました。最後まで在宅でとがんばりましたが、痰が切れなくて苦しみ、ホスピスに行く決断をしました。ホスピスで痰を吸引したところ200mlとれました。

本人も楽になったようです。2/27に入院しましたが、その時「3/1に逝くから。今までありがとう」と、言っておりました。冗談かと思っておりましたが、本当に3/1 11:32永眠しました。父の尊厳をしっかり守ってもらい、家族一同感謝しております。

尊厳死協会には、本当に感謝しております。お手伝いできることがあれば、ボランティア協力させていただきます。

協会からのコメント

ナンシー・ウッド著『今日は死ぬのにもってこいの日』(めるくまーる、1995年)のアメリカインディアンの話を思い出しました。

お父様からの苦い経験と教訓を含んだ「死に際しての希望」を常日頃から聞いていたことで希望をかなえることができ、遺された家族が達成感をもてて何よりです。お父様が予告した通りに亡くなったとはあっぱれなことです。秘訣を知りたいものですね。

地域の尊厳死協会のサロン活動など、ぜひお力添えください。ご投稿いただき本当にありがとうございました。