リビング・ウイルは人生の諦めではない

遺族アンケート

83歳妻/看取った人・夫/福岡県/2022年回答

故人は終末期になっても心穏かな日々を過ごしました。緩和ケア措置、病状の進行を自覚しつつ受け止めていたようでした。平均寿命を越えて十分に生きたと周囲に話し笑顔を見せました。リビング・ウイルをとおして、人生の諦めではなく、尊厳死に向き合う気持ちが育まれたと思います。私も残り少ない余生を妻と同じ想いで心穏やかに過ごしたいです。

協会からのコメント

「人生の諦めではなく、尊厳死に向き合う気持ちが育まれたと思います」と、とても大切な言葉ですね。

リビング・ウイルによって、自分が本当に望んでいることはどんなことかを深く考え、表明し、実践していくプロセスが大事なのだと思います。まずは、人生の先行きに思いをはせ、するべきこと・したいことを仕分けし、それらを実行するための計画を練り、関係する人に伝え、協力を得ながら実行していく。リビング・ウイルはそのツールの一つとしてお役に立てればと思います。

「小さな灯台」は、リビング・ウイルを全うすることが当たり前の世の中になるように、一つ一つの「看取りのエピソード」をご紹介し続けていきたいと思います。

皆様からのご投稿をいつでもお待ちしています。