子としての情にゆさぶられ……
遺族アンケート
79歳母/看取った人・息子/東京都/2023年回答
私自身が子どもの頃から尊厳死の考え方を理解しており、自分の終末期においても、そのようにしたいと思っていました。
しかし、いざその時を迎えた時、意外にも子としての情にゆさぶられたものでした。明確な意志表示をしてくれていたからこそ、迷いなく母の望みをかなえられたのだと思います。
協会からのコメント
ご家族がご本人のリビング・ウイルを理解していても、実際にその場に立たされる子どもの気持ちとしては「これでいいのか」と迷うのは自然なことだと思います。だからこそ、ご本人の意思が明確に、誰にでもわかる方法で「意思表明」されていることが大事だと思います。
その中で、ご本人の意思を尊重し望みをかなえられたのは、長年考えをしっか伝えてこられたからこそでしょう。どうぞ、お母様の意思を尊重できたご自分を認め、褒めて、安心なさってください。 お母様のご冥福と共に、ご家族の皆様のご健康を心よりお祈りしております。