リビング・ウイルに助けられた祖父の看取り
【遺族アンケート】
80歳祖父/看取った人・孫/福岡県/2023年回答
入院し、体調が悪化した際にリビング・ウイルを提示し、その後の治療方針をスムーズに決定することができました。リビング・ウイル記入内容にカテーテル使用の項目があったことで、カテーテル治療を行う前に声をかけてくれたのでとても良かったです。今回の病院ではリビング・ウイルを十分に受け入れてくださりましたが、今後、他の病院やクリニック等、リビング・ウイルの受け入れ機関が拡大すれば嬉しいです。
【協会からのコメント】
リビング・ウイルが、本人の希望の受け入れや、カテーテル治療の判断の助けになった「看取りのエピソード」です。このように細かい部分にも希望を明確にしておくと、残されたご家族の決断の助けになると、多くの方が語られています。「尊厳死協会に入会している」という行動がともなったご本人の意思表示を、「明確に」受け止めてくださった医師及び医療機関をご紹介できることは本当にありがたいことです。
今後ますますこのような医療機関が増えていくことを願い「小さな灯台」は実例の紹介を重ねていきたいと思います。皆様からのご投稿をお待ちしています。