延命か、救命措置か

遺族アンケート

民間の老人ホームに入所しておりましたが、ホームのスタッフも医師も、本人の意思を尊重するべく努力して下さいました。ただ、現実的な判断は、その都度、延命か救命措置か常に迷いがあったように思います(特にホームのスタッフに)。貧血で輸血をした時など…。幸い当方の場合、ほとんど衰弱死に近い感じだったので、最後まで苦しむことがなかったので、静かに逝くことが出来ました。尊厳死協会の存在が家族の心のより所になったことは確かです。

協会からのコメント

終末期になり、輸血や輸液をするかしないか?尊厳死協会の会員であると表明しても、ホームでの医師やケアスタッフが迷いなく医療処置を控える判断ができるまでには、今、至っていない段階です。ただ、リビング・ウイルの表明がなければ迷いなく治療(=延命)されるのが現状です。ひとつ、ひとつの段階でご家族にも聞きながらすすめてくださったことで静かに逝けたこと、結果として尊厳死を果たされたと思います。