最後は口の動きで「ありがとう」と
遺族アンケート
87歳母/看取った人・娘/奈良県/2023年回答
父が62歳と早く亡くなり、その後母はすぐに入会を決めました。あまりに早くの意思表示で私と妹はびっくりしていましたが、常に母は言葉でも伝えてくれていました。食事を自分で取ることができなくなってから、11日間(12/20〜12/31まで)だんだんと朽ちていくようにして、穏やかに亡くなりました。
最後は、ありがとう(声には出ず、口の動きでしたが)と、見守る家族みんなにわかるように……。立派な旅立ちでした。ありがとうございました。
協会からのコメント
リビング・ウイルを常に家族に伝え、穏やかな最期を迎えることができた「看取りのエピソード」です。
ご家族に理解を求める努力を惜しまれなかったことで、残されたご家族も穏やかな気持ちで最期を共に過ごせたのではないでしょうか。周りの方にリビング・ウイルを伝える大事さを教えていただきました。ご冥福をお祈りいたします。