尊厳を守ってくれた医療従事者との出会い

遺族アンケート

●やっと主人が楽になれると

86歳夫/看取った人・妻/埼玉県/2024年回答

主人は高齢なこともありましたが、入院先でも施設でも、すぐにリビング・ウイルを受け入れてくださいました。無駄な延命はしないと2人で決めていましたので、それを理解してくださる方々にお世話になることができて本当にありがたかったです。
病気をしてからの約2年間は大変つらいものでしたが、死を自然に迎えることができ、やっと主人が楽になれると思いました。主人の尊厳を守ることができたと感じています。もっと人間の尊厳を大切にしてくれる日本になってほしいと思います。リビング・ウイルに入会していて本当に良かったと思っています。ありがとうございました。

●60年の結婚生活……寂しくなりました

92歳夫/看取った人・妻/埼玉県/2024年回答

十分に年齢もいっていたので、私たち家族の思いをくんでくださり、苦しいこと、痛いことをしないで自然に安らかに旅立ってくれたことが、残された家族にとって救いでした。60年の結婚生活……寂しくなりました。長い間大変お世話になりました。リビング・ウイルに入っていて心強かったです。
心から御礼申し上げます。

協会からのコメント

リビング・ウイルを尊重され、穏やかに旅立たれた「看取りのエピソード」です。ご本人の覚悟を理解できる医療従事者との出会いによって、希望を実現できた二つの事例をご紹介しながら、「小さな灯台」は「このような経験が当たり前の社会になりますように」と願っています。心からのご冥福をお祈りいたします。