治療に挑戦後、在宅看取りへ

遺族アンケート

85歳義母/看取った人・義理の娘/神奈川県/2024年回答

母自身、できるだけの治療に挑戦し、あとは受け容れると言っておりました。そのため、最後は在宅で医療を受けながら、できる限り食べたい物を食べ、行きたい所へ行き、たくさんの管につながれて無理矢理生かされることもなく、最後は穏かに(途中、ひどい痛みに襲われ、つらい思いもしましたが)、私たち家族も穏やかに看取ることができたと思います。意識のある間はいろいろな人に「ありがとう、お世話になりました」と話していて、母らしい最期であったと思います。

協会からのコメント

納得できるまで治療し、最期は穏やかに過ごせる在宅医療を選択されたからこその看取りのシーンが目に見えるようです。意識のある間にいろいろな方々に「ありがとう。お世話になりました」と話す時をもてることは、簡単なようで、実はとても恵まれた環境でしかかなえられない貴重な経験なのです。これぞ在宅医療の醍醐味とさえ思います。本当によい時間を過ごされました。ご冥福をお祈りいたします。