両親が遺してくれた“最期の話し合い”
遺族アンケート
94歳父/看取った人・娘/東京都/2024年回答
生前、両親より尊厳死協会への入会の話を聞き、初めて知りました。母は半年前に自宅で看取りができたので、父も同様にさせてあげたい気持ちでしたが、病院からの帰宅が叶わず…でした。
救急隊にまず治療の方向性を確認された時に、会員証を見せながら本人の意向を伝えました。救急隊員も実物を見ると納得された様子で病院に共有くださるとお話くださいました病院でのIC注)(インフォームド・コンセント)では医師にも本人、家族の意向を伝える際、尊厳死協会に入会していることを伝えると、医師からも「それでしたら…」と理解してくださいました。
両親が自身の終末期のことを考え、家族に伝えていたからこそ、このような対応もあり、判断に迷うことなく選択できました。
“最期の時”を生きている時に考えるのは難しいことだし、敬遠しがちなことですが、本人、家族それぞれのために気持ちの話し合いしておくことが、大切なことだと痛感いたしました。
両親、家族代表としてお礼申し上げます。有難うございました。
協会からのコメント
確かに最期の時(死)を生前に考えることは難しいことです。しかし、そのことがいかに大事なことかを知らしめる切実な「看取りのエピソード」です。
リビング・ウイルを考えることが、人生を生きる上での当たり前の生活習慣となるまで、“小さな灯台”は、ひたすら皆様の経験談を集めて、周知・啓発を繰り返していこうと、改めて決意を新たにしました。ご投稿ありがとうございました。
ご家族の皆様のご健康を心よりお祈りしております。
編集部注)
IC(インフォームド・コンセント)とは、医師から病状や治療方針について説明を受け、患者本人や家族が理解・納得したうえで治療の選択や同意を行うことです。

