人工呼吸器をつける? つけない?

遺族アンケート

82歳母/看取った人・子供/2025年回答

母がまだ元気だった頃「人工呼吸器はつける? つけない?」と私は母に質問し、母は答えに迷っていた。最期母は緊急入院し、数日後、人工呼吸器をつけたが、それは家族にとっては意思疎通ができてよかったが、母本人がそれを望んでいたのかどうか、考えてもよくわからない。本人が望む治療は、その都度違うと思う。母の意思を最大限に尊重できたか? と言えば、今はできたと思うしかない。ただ存命中、尊厳死協会に入っているということは「最期まで自分の意思で生きられる」という強い保証として、「生かされるのではなく、自らの意思で生きる」力になったと思う。それは、お守りのような存在だったのではないかと思う。

協会からのコメント

人工呼吸器を装着されたことへの迷いや「本当に母が望んでいたのだろうか」という葛藤が、痛いほど伝わってまいります。それでも、入会されていたことがお母様にとって「お守りのような存在」となり、生きる力になっていたとのお言葉に私どもも救われる思いです。お母様の意思を最大限に尊重しようとご家族が真摯に向き合われた過程こそが、何より尊いものだと感じます。

「生かされるのではなく自らの意思で生きる」それこそがリビング・ウイルの本質です。まさしくお母様のその意思を達成して差し上げられたことをご家族の自信となさってください。

ご冥福をお祈りいたします。