宣誓書の気持ちにかわりはないか確認しなかったけれど・・・

遺族アンケート

 高齢でありましたので、MRI画像とともに医師から手術は難しいという説明があり、私達家族も、宣言書をお見せして、手術はしないことに決めました。倒れて搬送されてから意識がもどらないまま2週間後に亡くなりました。宣言書を作った時に託されましたが、それから亡くなるまでの長い間、気持ちに変わりはないか確認したことはなかったので、本当に良かったのかなという思いもあります。でも、書面があったことで、お医者様との共通理解がスムーズにできたと思います。

協会からのコメント

 おそらく宣言書を娘さんに託されたことがお父様にとっての“終末期医療に関する意思表明”だったのでしょう。それが何歳の時だったのか投稿ではわかりかねます。が、長い間確認することもなく月日は流れていき・・・、“その時!”はある日突然に起こるものですね。搬送先で意識のないまま2週間後に亡くなられたのですから。書面があってほんとうによかったと思います。親子でも夫婦でも、日常の中で、「もしもの時」のことを話しあう機会を持つことの大切さを教えていただきました。