夫の最後のプレゼントでした。

遺族アンケート

透析に5年間通っていて徐々に弱っていたので、医師との話し合いの中で、「延命治療は、本人も協会に入り、家族も望んでいない」ことを伝えていた。立つことが難しくなり、通院での透析に無理が見え始めたので1週間のつもりで入院して、様子を見て退院する日に熱が出て、そのまま20日間の入院で亡くなった。前日も話をして帰った翌朝、息をしていないとの連絡があり、行ったときはまだ温かく、「苦しんだ様子はない」と言ってもらい、ホッとした。「延命治療とはどこまでそうなのか?実際にその場面に合ったら感謝して、『「やめて』」というのは言えるのか?と子供とも話していた。その苦しみを家族が味わうことなく見送れたこと、夫の最後のプレゼントとします。

協会からのコメント

「苦しんだ様子がなかった」という安堵感がどれほどご家族を癒してくれるものかが良く伝わる“看取りのエピソード”です。5年間の透析通院。その間の医師との対話が確かなものであったことが、尊厳死協会に入会登録するというご家族の明確な姿勢とともに伺い知ることができます。通院が無理になった時の入院のタイミングが素晴らしい。延命差し止めによるご家族の精神的苦悩をできるだけ軽減して差し上げようとの医師の配慮もあった結果であろうと察します。さらに、“夫の最後のプレゼントとします”という、奥様の受け止め方と言葉が、何より素敵です。まだまだ哀しみの癒しのプロセスを辿っておられることかと思いますが、くれぐれもご自愛ください。落ち着かれたら、是非、お近くの協会のサロンにお立ち寄りいただき、素敵な経験談をお話ししていただける日が来ることをお祈りしております。

 (注): 今、コロナ感染予防対策のために、地域のサロン活動が制限されています。お出かけの予定が立ちましたら、地域の支部又は本部に開催予定日の確認をお願いいたします。