コロナ禍で面会は2回のみ……60年間の生活にピリオドが打てずにいます

遺族アンケート

84歳夫/看取った人・妻/広島県/2021年回答

入院時に、会員証ではなく口頭のみで伝えたことを後悔した。12月に入院して間もなく静脈栄養を注入され(後でそのことを言われた)、エッ? その前に言ってほしかった! と思ったが、仕方なかった。でもその時点で生死は思っていなくて受け流した。肺炎さえ治れば退院できると思っていたので。歩いて入院した夫が100日後に亡くなるとは全然思っていなかったから。その間の私の対処は後悔ばかり。

面会もわずか5~10分の2回のみ(コロナの制限で)、60年の生活の終わりにピリオドが打てず、今日に至っている。私のみ続いて入会させていただいていますので、今後ともよろしくお願いします。

協会からのコメント

コロナ禍の中で人生の最期を迎えた本人・家族の無念、やりどころのない気持ち、直接看取ることがかなわなかった心残り。タレントの志村けんさんの例で明らかになったように、コロナ患者は骨にならないと家族のもとに帰れない。初めて経験する驚きの事態です。医療機関にとっても初めて経験することばかりです。コロナに限らず、患者の回復を目指して治療をしても亡くなる無念は、患者・家族ばかりではなく医療者にとっても同じです。コロナ禍での看取りの経験は、今後いろいろな研究者によって検証されていくでしょう。「小さな灯台」もその研究の一助になれるように、皆様の「看取りのエピソード」を記録にとどめさせていただきます。後悔のない看取りはないとはいえ、【情報BOX】「グリーフケア-大切な人を亡くした哀しみを癒すために」を参考にしていただけたら幸いです。くれぐれもご自愛ください。