病院で独りで逝かせることだけは避けたかった

遺族アンケート

69歳夫/看取った人・妻/京都府/2022年回答

最後に入院した病院の医師は、在宅に切り替えるのは家族がつらいですよとおっしゃいましたが、本人と私の意志が固いことを確信し、早急に対応してくれました。コロナ禍の中、病院で家族と離れて独りで逝かせることだけは避けたいと必死でした。おかげで最期の数日、遠方の娘たちも間に合い、穏やかに過ごせました。

協会からのコメント

「病院で独りで逝かせられない」という強い思いをご家族がもてるかどうか? その確信が医師に伝わるかどうか? そこがキーポイントです。最期をどこで迎えたいか、どうしたいのか、恐らくリビング・ウイルカードを持つことを具体的に話し合い、お互いを看取る覚悟があったからこその思いでしょう。

何事も「意思あるところに道あり」ですね。ご家族と医師がしっかり「信頼」し合えると、自宅で穏やかな最期を迎えられるとわかる「看取りのエピソード」です。

在宅での看取りは、病院の窓口、地域包括支援センターなどの相談窓口で迅速に対応してもらえます。下記の【情報BOX】もぜひ参考にしてください。

【情報BOX】大切な人(伴侶)をどこで看取りたいですか?
【情報BOX】在宅介護を支える「地域包括ケアシステム」とは?