大往生であろうと親の死は寂しく悲しい
遺族アンケート
92歳父/看取った人・娘/東京都/2023年回答
父が亡くなったあと“大切な物は全て入っている鞄”を整理していて、リビング・ウイルカードを発見しました。しかし、入院時から医師に「終末延命について希望しますか?」と何度も聞かれ「必要最低限で痛みの緩和をお願いします」と答えてありました。結果として本人の意向に沿えたと考えることが救いになりました。
父は92歳と大変長生きをしましたので、皆さんが「仕方ないよ」「こればっかりは順番だからね」と慰めの言葉をかけてくださりました。私はその度「ああそうか、私がしっかりしなくては、いろいろ手続き等他にやる者がいないし」と考え、気持ちを奮い立たせて「ありがとうございます」と答えていましたが、唯一「それは残念です」と言ってくださった方がおられ、その時涙が止まりませんでした。
親が亡くなって寂しく悲しいのに年齢は関係ないんです。お父さん、私は今もまだもう一度、いえ毎日会いたいと願っています。
協会からのコメント
大切な人の死による哀しみ(グリーフ)の深さは、年齢も時間も関係ないと思います。その哀しみを大切にしましょう。忘れる必要もありません。
存在はなくなってもあなたの心の中で生き続け、いつもそばで見守ってくださっていると思います。ご冥福をお祈りいたします。ご自愛ください。