尊厳死についての発言-国会議事録から
1976年の協会創立時運動方針の一つに、尊厳死(当時は安楽死という言葉を使っていました)の法制化があげられています。創立から45年を経た今、協会活動を振り返り、過去の国会議事録から、尊厳死についての議論が衆参両院でいかになされてきたか、ここに掲載します。
国会での議論については国会会議録検索システムhttps://kokkai.ndl.go.jp/#/を使用し、『尊厳死or安楽死orリビングウィル』をキーワード、検索時期を協会創立以降の1976年以降2020年までとしました。議事録の中で、議員の場合は発言者の所属会派を、説明員の場合は所属省庁と役職を付け加えました。また、発言の背景などの注釈が必要な部分はコラムあるいは(*)をつけて適宜解説していきます。
なお、1990年に脳死臨調が設置され、その答申を受けて「脳死は人の死」とする臓器移植法が国会に上程されます。この法案審議の過程で「死」に関する多くの議論がなされました。本コラムでは衆参両院での臓器移植法成立までの議論についても掲載します。