会員様・ご家族様からの声・2018年ご遺族アンケートより

揺らぐ家族の想いに安心と平穏を

93%の方がLWは受け入れられた。

このカード(尊厳死協会会員証)は自分の美学だ、という夫でした(妻)

父が会員であることで、ただ単に延命しないということだけでなく、自信を持って最期に向き合うことができました(長女)

ただ口約束だけでなく、協会の会員であるという証明は、とても堂々たるものだと思います(長女)

開業医であった夫にとっても、長い間心の拠り所としていました(妻)

*夫(75歳)は家での療養を決め、在宅診療の医師にLWと「私の希望表明書」を渡してしっかり話し合いをしました。医師にとっては初めて見る書面だったそうですが、きちんと書面で確認したことで前向きに対応することができたと仰っていました。医療者とケアの方々は、本人の「希望表明書」に沿って温かく対応して下さいました。(東京都)

*妻(82歳)の希望通りの最期だったことに、夫として、家族として安堵の気持ちで妻の死を受入れていたが、日が経つにつれ、別離の悲しみや空虚感とともに、もう少し早く気が付いて対応していたら等疑念や後悔が浮上してきた。本人も家族も明確に尊厳死を希望し、意思表示をしていたにもかかわらず現実となると心が揺れ、難しいものだと反省した次第。尊厳死宣言を明確に表しておくことは、残された家族の心の迷いを収め和らげる上で、大きな支えになると実感した。(夫)

*夫(82歳)の最期は、身内が全員夫のLWを読んでいましたので、誰も延命措置を言い出さず自然な大往生ができました。しかしある男性から「私は協会には絶対入らない。最高の医療と最大の看護を望むからだ。加入しているなんて言ったら、どちらもやってもらえないだろうからな」と言われました。十人十色だと、しみじみ思いました。(栃木県)

*眠るように逝った夫(93歳)が亡くなる15日前に書いた手紙に、「波乱万丈の生き方をし、いろいろな苦労もなんとか乗り越えここまでこられ、ほんとうに幸せです。『終わり良ければすべてよし』といいます。皆様有難うございました。」とありました。(東京都)

*医師から今後の治療の説明を受けた際、私ども夫婦は尊厳死協会に入っていますと告げましたら、医師は静かにうなずかれました。夫(83歳)は日頃から「俺はポックリ逝く」と言うのが口癖で、その都度たしなめていましたが、「俺の言ったとおりだろう!」という声が聞こえてくるようです。(茨城県)

*夫(81歳)は薬剤師と言う職業柄、機会があればリビング・ウイルの話をし、興味を持った方にはパンフレットを取寄せ、講演があれば声かけし、陰ながらLWの普及啓発に尽力していました。「ピンピンコロリ」が理想だった夫は発病から1日と3時間で帰らぬ人となりました。今はさすが!と褒めてあげたいです。(沖縄県)

*急に発熱した夫(87歳)が治療を受けていた病院の掲示板に、「日本尊厳死協会に入会していて、過度な延命治療を考えていない方は申し出てください」という貼紙が掲示されていました。
本人も妻の私も望んでいた通りの対応で、嬉しく思いました。(愛知県)

*リビング・ウイルの趣旨に従った医師の誠意ある対応に、家族として感謝を申し上げる以外の言葉はない。(東京都)

*本人(56歳)の意思の強さを感じています。乳がんは早期発見出来れば治せたと思いますが、本人が病気を受け入れ痛みを我慢し、終末期になってやっと家族に伝えた状況です。LW、葬儀、すべて本人の望みに従いました。やはり少しでも長く生きていてほしかった。素直な気持ちです。(神奈川県)

*医療者や施設、そして一緒に暮らす家族の皆が義母(88歳)の意思を理解していました。しかし離れて暮らしている子供が「親にはずっと生きていてほしい」と主張した結果、延命処置を施こされました。親に生きていてほしいのは誰でも思うことですが、あの場面で「苦しませるのでやめて下さい」とは嫁の立場では言えませんでした。(富山県)

リビング・ウイルが果たした役割は

協会では、亡くなられた会員のご遺族に協力して頂き、リビング・ウイル(LW)が役立ったかどうかをアンケート調査しています。2018年は749人から回答を頂きました。626人(84%)がLWを医療者に伝えていて、「LWは受け入れられましたか」との質問には、「十分受け入れられたと思う」が71%、「どちらかといえば受け入れられたと思う」は22%で、93%のご遺族がLWの効果を認めています。

 一昨年からスタートした「LWはご家族にとってどういう意味を持ったか」を伺うアンケートは以下の通りです。複数回答で、一番多かったのは「本人の意思を実現出来た。(446人)」、次に「医療方針を決定するに当たり、家族にとって迷いがなくなった。(401人)」、更に「医師とのコミュニケーションに役立った(231人)」、「LWを持っていることで本人が安心して暮らせた(202人)」でした。