【死の権利協会世界連合】シカゴ大会2014
24か国53団体が加盟する「死の権利協会世界連合」の第20回大会が2014年9月17日から4日間、米国シカゴで開催された。アジアからの参加国は日本と香港のみ。世界の関心はやはり「認知症」であった。アルツハイマー病等認知症患者の方の尊厳を、どう守るかが大きなテーマとなった。
日本からは当協会岩尾理事長と長尾副理事長が出席し、それぞれ講演を行った。岩尾理事長は「日本の高齢化とリビングウイル法がない現実」について述べ、日本の厳しい現状とリビングウイルの更なる啓発の必要性を説くと同時に、協会が果たすべき役割と活動に関して世界に向けて発信した。
長尾副理事長はその具体例を講演し、日本での平穏死について映像をベースに説明した。
2014~2016年の世界連合役員人事は下記の通り。
会長:Ron Plummer(イギリス)
事務局長:Carole Sweney(ニュージーランド)
財務担当:Jean-Jacques Bise(スイス)
理事: Jeanne Arthur(オーストラリア)
Sean Davidson(南アフリカ)
岩尾 總一郎(日本)
Jean-Luc Romero-Mechel(フランス)
Derryck Smith(カナダ)
次回世界大会は2016年にオランダで開催される予定。