米ハワイ州で「末期患者の医師ほう助自殺合法化」成る

法制定され2019年1月施行

 米ハワイ州で末期患者の医師ほう助自殺(PAS)を合法化した「Our Care、Our Choice Act(医療選択法)」が3月28日、州議会で可決、成立した。デイビット・イゲ知事が署名して制定された。2019年1月1日から施行される。全米ではPAS合法化した6番目の州になる。
 同法は「The Hawaii Death with Dignity Act」(ハワイ州尊厳死法)とも呼ばれ、今春、州議会で審議されていた。発議した下院は3月7日、39対12で、上院は3月28日、23対2で可決した。
 法案は、厳しい要件でPAS合法化を認める。その要件は①ハワイ州在住の成人が対象②2人以上の医師が「患者の余命6か月未満」と診断③患者は自ら決定できる精神状態にある④患者は処方薬物を自ら服用することができる状態にある⑤医師以外の医療従事者による処方を禁じる、など。 
ハワイ州(人口約142万人)では過去20年来、PAS合法化の賛否論議が続いていた。2017年春には立法化が盛り上がり、上院は圧倒的多数で可決したが、下院は委員会審議段階で「審議時間が足りない」と打ち切り、廃案となった。
全米各州では、すでにオレゴン、ワシントン、バーモンド、カリフォルニア州が特別立法で、モンタナ州が州憲法の援用でPASを合法化している。