近藤和子理事が語る「尊厳死を希望する親の看取り①」。絶縁したはずの父親が倒れて……

55歳の主婦の詳細な「看取りのリアル」を、近藤理事が手紙を読み上げながら熱く語ります。3年半の介護の末に92歳で逝った父は、夫婦仲が悪く、怒鳴ってばかり。そんな家を娘は早くに出ます。妻に死なれて一人になった父が「倒れた」と民生委員から電話。「縁は切った」と答えるものの、そこは娘。やがて病院で弱っている父に対面。「家に帰りたい」と望む父の意を汲んで……。看取った後の娘の心情は?