第2回LW研究会「認知症とリビングウイル」【ビデオ報告】

「第2回 日本リビングウイル研究会」開会のご挨拶

当代表幹事 岩尾總一郎より研究会の設立趣旨のご説明と第2回研究会開催のご挨拶です。

 

【第1部/講演:認知症-それぞれの立場から】 座長のご挨拶

埼玉社会保険病院 名誉院長・鈴木裕也
 
第1部座長の鈴木裕也より、第1部講演のご説明とご挨拶です。

 

第1部 講演「認知症の基礎知識とその周辺課題」

当研究会副代表幹事/長尾クリニック院長・長尾和宏
 
当研究会副代表幹事・長尾クリニック院長の長尾和宏より、町医者としての臨床所見と広範な活動を踏まえて認知症の基礎知識とその周辺課題をご紹介します。

 

第1部 講演「医学的見地からの認知症」

愛媛大学大学院 薬物療法・神経内科 教授・野元正弘
 
認知症テストや予防の方法、将来の治療の可能性を分かりやすくご説明します。現在では薬で進展予防はできませんが、心理的介入(良い環境を整える)は有効です。

 

第1部 講演「認知症患者の家族からの意見」

「これからの福祉と医療を実践する会」副理事長・天野武城
 
天野さんにとってLWとは、「死に方、生き方」。家族が認知症だという事を隠さず、町・自治体ベースでサポートすることが大事です。実際に認知症の母と生きてきた経験をふまえた家族からの意見をご紹介します。

 

 

第1部 講演「認知症と法-尊厳死を考えるうえで」

弁護士・青木仁子
 
「わたしのいのちは誰のもの?あなたのいのちは誰のもの?」をベースに基本的人権である「尊厳死」を考えます。尊厳死の3つの要件と、希望を文書に残す重要性を具体的にお話します。

 

第1部 講演「認知症とリビングウイル 海外の事情」

研究会代表幹事/死の権利協会世界連合 理事・岩尾總一郎
 
認知症の人の安らかな最期に関しては、日本に限らず世界中で話題の中心となっています。世界連合の理事として集まって来る海外の現状と課題をご紹介します。

 

第1部 総括

埼玉社会保険病院 名誉院長・鈴木裕也

第1部座長の鈴木裕也より、第1部講演の総括です。

 

第2部 ワークショップ & ディベート
「認知症の人はリビングウイルを表明することができるのか」
開会のご挨拶とディベートへの導入

当研究会副代表幹事 長尾クリニック院長・長尾和宏
 
第2部座長の長尾和宏より開会のご挨拶です。長尾氏が主治医をしている患者さんの本音を記録した10分の映像資料もご覧下さい。
※取材した方とご家族・関係者にご了解をいただいて撮影しております。

 

第2部 ワークショップ & ディベート 新登壇者紹介(1)

佐藤眞一(大阪大学大学院 人間科学研究科 教授)

 

第2部 ワークショップ & ディベート 新登壇者紹介(2)

信友浩一(医師・九州大学名誉教授)

 

第2部 ワークショップ & ディベート
「認知症の人はリビングウイルを表明することができるのか」

【テーマ】
・家族が認知症の人の意思を推測することはできるのか
・家族とは誰を指すのか
・事前指示書とは
・医療代理人制度はどうあるべきか

【登壇者】
佐藤眞一(大阪大学大学院 人間科学研究科 教授)
天野武城(これからの福祉と医療を実践する会 副理事長)
青木仁子(弁護士・なかむら公園前法律事務所)
信友浩一(医師・九州大学名誉教授)

会場の医師、認知症の人のご家族、厚生労働省医政局・佐々木氏、さまざまな立場の方々から忌憚のない意見交換がありました。

 

第2回 日本リビングウイル研究会 全体総括

埼玉社会保険病院 名誉院長・鈴木裕也

第1部座長の鈴木裕也より、今回の研究会全体に対する総括とご挨拶です。